こんにちは!
イングリッシュモチベーターの宇野魁人です。
大都市や有名な観光地だけでなく、日本全国で外国人観光客の姿を見ることが多くなってきましたね。
日常生活の中で外国人の方と交わる機会も増えてきているのではないかと思います。
ところで…
あなたは、突然英語で道を聞かれたことはありますか。
あるいは突然英語で話しかけられて慌ててしまった経験はありませんか。
せっかく日本に旅行に来てくれた観光客から道を聞かれたときに、スマートに英語で応対できるようになりたいものですね。また、観光地や商業施設にお勤めの方で、お仕事で外国人のお客様と接する機会があって、きちんと英語で応対できるようになりたい!とお思いの方もいらっしゃることと思います。
そこで今回は、英語は苦手だけど、英語で声をかけられたら慌てずスマートに答えられるようになりたい、そう思っているあなたのために、まず英語で声をかけられる下記4つの場面の質問と返答パターンをご紹介します。
・路上で道を聞かれたら
・駅のホームやバスの停留所で聞かれたら
・商業施設の中で聞かれたら
・観光地で聞かれたら
次に、少し自信がついてきたら是非チャレンジしていただきたい、困っている旅行者にあなたから声をかけていただきたい下記2つの場面での会話のパターンをお伝えします。
・道に迷っている方にかけてあげたい「ひとこと」
・写真をお撮りしましょうか?と「ひとこえ」声をかけてみる
最後に、別れ際に添えるとあなたの気持ちが相手にしっかり伝わる「ひとこと」をご紹介します。
それではご一緒に見ていきましょう。
目次
1.外国人観光客からよく聞かれる英語の質問に答えてみましょう(4シーン)
外国人観光客から話しかけられたり質問されたりする内容は大体パターンが決まっています。ここでは英語で質問されることが多い以下4シーンでの応答パターンをご紹介します。
・路上で道を聞かれたら
・駅のホームやバスの停留所で聞かれたら
・商業施設の中で聞かれたら
・観光地で聞かれたら
1-1 路上で道を聞かれたら
まずは、”Excuse me”と話しかけられるところから始まります。そのあとに続く質問の内容は大体決まっています。路上で道を聞かれる時の典型的な応答パターンをご紹介します。
(用例)
■:外国人観光客
―:あなた
■Excuse me, I am looking for Tokyo station. (すいません、東京駅を探しているのですが。)
―It’s about 5 minutes by walk from here. (ここから約歩いて5分です。)
―You might have to use the bus. (バスを使ったほうがいいですね。)
■Where is Tokyo station
―It’s right over there. (すぐそこです。)
■Could you show me the way to the bank? (銀行までの行き方を教えてくれませんか。)
―Which bank are you looking for
■Tec Bank. (テック銀行です。)
―It’s right over there
■Where is the nearest station
―It’s just 5 minutes away from here. (ここから5分離れたところです。)
■How to get there? Can I walk? (どうやっていきますか。歩いて行けますか。)
―It’s about 5 minutes by walk from here. (ここから約歩いて5分です。)
★その他道を案内するときに使えるフレーズをご紹介します。
―Keep going straight. (まっすぐ進んでください。)
―Turn right/left
―Go across the street. (その道を渡ってください。)
―Go under the bridge
―It’s just around the corner
★便利な単語集
・park(公園)
・traffic light
・intersection(交差点)
★わからない時の一言
相手が言っていることが聞き取れないのでもう一度言って欲しい、ゆっくり言って欲しい、それと言っていることは分かったけれど自分は知らないので答えられない時に使える表現です。
―Could you say that again
―Pardon?(すみません)
―Could you please repeat that
―Could you please speak more slowly
―Sorry, I’m not sure. I’m a stranger here.(すみません。それについてはわかりません 私はこのあたりははじめてなんです。)
Could you ~
英語で道を聞かれると具体的に案内してあげなければいけない、スラスラ答えなくてはならないと思ってしまいがちですが、たった一言答えるだけで伝わるものです。まずはいくつも覚えるのではなく、典型的な質問と返答のパターンを毎日声に出して練習することが本番の対策になります。慣れてきたら単語を変えて、さらに細かく説明できるようになりましょう!
1-2 駅のホームやバスの停留所で聞かれたら
観光客からすると海外の交通手段は非常に複雑なものです。東京駅や大阪駅など、日本の主要都市の大きな駅は、私たちでさえも迷ってしまうときがありますよね。迷っている外国人と目が合った、でも英語で話しかけられたら困る!と思ってとっさに目をそらしてしまったという経験はありませんか。でも駅のホームやバスの停留所聞かれることも、大体パターンが決まっています。
(用例)
■:外国人観光客
―:あなた
*駅で質問される質問
■How many stops is it to Tokyo station
―7 stops.(7駅です。)
―It’s next
■How long will it take to Tokyo station
―About 15 minutes. (約15分です。)
■I would like to go to Tokyo station. Which platform should I go to
―Platform number 3. (3番ホームです。)
■Where can I charge my IC card
―You can charge it at
■Which direction does this train go
―Tokyo Station. (東京駅です。)
*バスで聞かれる質問
■Where is the bus stop
―It’s right over there
■When is the next bus coming? (次のバスが来るのはいつですか。)
―10 minutes later
■Do I pay when I get on the bus or off the bus? (バスに乗ってからお金を払いますか、それとも降りるときですか。)
―When you get off the bus
★便利な単語集
・fare(運賃)
・timetable(時刻表)
・single/return ticket
・stopping service
・get on
・get off
電車やバスに乗ることは、私たちには日常的なことでも、はじめて日本を訪れた外国の方からすると何もかもがはじめてのことだらけです。困っている相手の質問に片言でもいいので優しく丁寧に答えることを心掛けてみてください!
1-3 商業施設の中で聞かれたら
例えばショッピングモールなどの商業施設には様々なお店が入っているのでどんなことを聞かれるのか不安ですね。しかし、どのお店でもよく聞かれる共通の質問があります。ここでは、商業施設で働いているあなたのために、外国人のお客様からよく聞かれる質問と、返答パターンをご紹介します。
(用例)
■:外国人観光客
―:あなた
*値段を聞かれる
■How much is this? (これはいくらですか。)
―
*場所を聞かれる
■Which floor is the cosmetic shop
―It’s on the second floor. (2階です。)
■Where can I find the electrical appliance store
―Just go up the escalator and turn left.
(エスカレータで上に上がっていただき、左に曲がってください。)
■Where can I find the restroom
―
■Is there an elevator? (エレベーターはありますか。)
―Yes, there is. It’s right over there. (はい、あります。すぐそこにあります。)
―It’s around the corner. (角を曲がったところにあります。)
*お支払いに関すること
■Can I pay by credit card? (クレジットカードでお支払いできますか。)
―Yes, of course
■Can I get a discount? (割引してもらえませんか。)
―I am afraid that I can’t do that. (申し訳ないのですが、それはできかねます。)
*商品について尋ねられる
■Which one do you recommend
―I would recommend this one
★便利な単語集
・consumption tax
・receipt(領収書)
・cashier(レジ)
・souvenir(お土産)
どのお店でも、値段や場所に関してはよく聞かれますね。当たり前ですが、海外からきたお客様が求めているのは、流暢な英語力ではありません。一言二言でいいので、正確な情報を伝えたいという思いを込めて話せば、それが伝わり、お客様の感動につながります。
★★★接客で英語を使う方向けの記事として「お客様がリピーターになる!スマートで好印象を与える接客英会話」で上記以外のフレーズを多数紹介しています。ぜひご覧ください。★★★
1-4 観光地で聞かれたら
観光地で外国人によく聞かれる英語というのも意外にもシンプルです。まずは、外国人が求めるものに対して最低限必要な情報だけ答えられればOKです。 観光地でよく聞かれる質問と、それに対する返答パターンをご紹介します。
(用例)
■:外国人観光客
―:あなた
■How much is the entrance fee
―
■Where is the entrance? (入り口はどこですか。)
―
■Are there any restaurant nearby
―There is
■What is this place famous for
―
―It’s famous for Udon. (うどんで有名です。)
★便利な単語集
・tourist information center
・admission(入場料)
・brochuer(パンフレット)
・sightseeing(観光)
「有名な観光地だからその歴史とか詳しく説明できないといけないんだろうか、と不安に思っている方もいらっしゃると思います。でも今やインターネットであらゆる情報を入手することができる時代です。海外からの観光客の皆さんは、私たちが想像する以上に事前に詳しく日本の文化や歴史について調べてきているというケースも多いので、観光地でも上記のようなシンプルな質問に対して答えられるようになっておくだけでまずはOKなのです。
2.困っている旅行者にかけてあげたい「ひとこと」
駅にいくと、大きなバックパックを背負って、駅のマップを見ている外国人観光客をよくみるようになりましたね。例えば東京駅の案内所などはいつも混んでいてきっと早く目的地に向かいたいと思っているところを待たされているんだろうなと思う方を見かけることがよくあります。あなたが海外旅行にいったときも、同じような思いをしたことがありませんか。彼らも日本に来て、周りの知らない人に対していきなり英語で話しかけることに不安をもっています。そのような彼らに、あなたからかけていただきたい、一言をご紹介します。
2-1 道に迷っている人にかけてあげたい「ひとこと」
あなたは外でマップを持ちながら歩いている外国人観光客を見かけたことがありますか?地図を片手に道でキョロキョロしている彼らにかけてあげていただきたい一言をご紹介します。
(用例)
■:あなた
―:外国人観光客
■Do you need help
―Thank you. I am looking for Tokyo Station.
(ありがとうございます。東京駅を探しています。)
■Excuse me? Are you lost? (あの、迷われましたか。)
―Yes. I’m wondering which platform I should go.
(はい、どちらのホームにいくべきなのかよくわかりません。)
■Where are you headed
―I would like to go to Kaminarimon. (雷門に行きたいのです。)
あなたから声をかけてあげるだけで
2-2 写真をお撮りしましょうか?と「ひとこと」声をかけてみる
今ではセルカ棒などがでてきて、誰かが他の人のために取ってあげるということは少なくなってきているかもしれません。特に、海外では日本よりもセルカ棒が流行っているので、なおさらです。しかし、誰でも自分で撮ったものよりも、しっかりと背景全体を写して大切な人との、大切な瞬間を写真に収めたいものです。日本には独特の文化観や四季のある背景などがあり、彼らの母国にはないものがたくさんあります。少しでも日本のファンになってもらえるよう、 “写真を撮ってあげましょうか”とあなたから是非声をかけてみてください。
(用例)
■:あなた
―:外国人観光客
■Do you want me to take your picture
これで十分伝わりますがより丁寧な表現として、
■Would you like me to take your photo
という言い方もあります。
―Yes, please, thank you
この「写真を取りましょうか」の一言で彼らが笑顔になってくれることは間違いありません!誰もがこんな時思い出に残る良い写真を撮りたいと思っているはずですからね。あなたが写真を撮ってあげたことをきっかけに、英会話が始まることもあるでしょう。それは、優しく接してくれたあなたと、もっと話したい、知りたいと思ってもらえた証拠でもあるのです。
3.別れ際に添えるとあなたの気持ちが相手にしっかり伝わる「ひとこと」
別れ際の一言と言えば、ByeとかSee youだけでも良いのですが、それに加えて、“会えてよかった”というあなたの心からの気持ちを伝えていただくと相手もあなたへの感謝の気持ちが強まりまるはずです。別れ際に使っていただくことで相手にあなたの気持ちがしっかり伝わる、そんな一言をご紹介します。
■:あなた
■ It was
■ It was nice talking to you
■ Please enjoy your vacation
■ Have a good time in japan
■ Hope to see you again
■ Look forward to the next meeting
終わりよければすべてよし! 会話の終わりにとびっきりの笑顔でIt was
4.自分から英語を話す機会を作ることで英語を話すことへの免疫ができる
最後に、英語講師の筆者から、英語が上手くなりたい!と思っている皆さんへのメッセージです。
例えば、今回ご紹介したフレーズを使って実際に英語で案内することができたなら、それはあなたが自らの意志で英語を話す機会を作り上げたということになります。
日本ではどれだけ英語を勉強しても、英語を話せる環境がないから喋れるようにならないと言われることもありますが、日本でも英語を話せる環境はたくさんあるのです。「英語が上手くなりたい」と思っているあなたに実行していだきたいこと、それは、まず、今回ご紹介したような外国人の方から聞かれる英語の典型的な質問とそれらに対する答え方を何度も声に出して覚え、いつでも使えるようにしておくこと、そして次に実際にお休みの日に観光地などに出かけて使ってみる経験を積み重ねていくことです。最初は、相手の英語が全然聞き取れないかもしれません。相手の言っていることがわからないときは遠慮せず、Pardon?と聞き返しましょう。相手もせっかく声をかけてくれたあなたに理解してもらおうとできるだけシンプルな単語を使ったり、ゆっくり話してくれたりするはずです。
このような機会を何度もご自分で作っていただくことで、次第に英語を話すことへの免疫がついてきます。免疫がつくと、今度はもっと英語で話してみたいという気持ちがあなたの中に湧き上がってくるようになるはずです。こうなってくると、あとは英語上達の階段をあなた自身の意志と力で上ることができるようになってくるのです。頑張ってください。
5.まとめ
いかがでしたか。
今回は、まず、訪日外国人観光客の方によく聞かれる質問と返答パターンを以下4つのシーン別にご紹介しました。
・路上で道を聞かれたら
・駅のホームやバスの停留所で聞かれたら
・商業施設の中で聞かれたら
・観光地で聞かれたら
次に、困っている旅行者に自分から声をかけてみよう、ということで以下の2つのシーンで使えるフレーズをご紹介しました。
・道に迷っている方にかけてあげたい「ひとこと」 と
・写真をお撮りしましょうか?と「ひとこと」声をかけてみる
さらに、相手にあなたの気持ちが伝わる別れ際に添えたい一言をご紹介しました。
そして最後に私からのメッセージとして自分から英語を話す機会を作ることで英語を話すことへの免疫ができる、というお話をさせていただきました。
ご紹介したフレーズや単語を使ってあなたが英語でスマートな応対ができ、その結果彼らが、あなたのことを、そして日本のことをもっと好きになってくれる、あなたも英語を話すことへの免疫ができもっと話したいと思えるようになり、英語がどんどん上達する、そのような日が近いうちにやってくることを願っています。
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