就職活動で活かせるTOEIC！企業が求める理由と嬉しい取得メリット！

さあ、これから就職活動するぞー！って思ってエントリーシートを確認したら
TOEIC® L&R TEST（※以下TOEIC）のスコアを書く欄が空白のまま…

どうしよう、そもそもTOEICって必要かどうかもわからない。

他にも以下のような疑問をお持ちではないでしょうか。

・TOEICって就職活動でどれくらい有利なのか？
・そもそも何点からアピールできるのか？何点でも良いのか？
・学校の一斉テストで受験した時以来だけど、あの時のスコアは使えるのか？
・スコアレポートは証明写真付きでないとダメなのか？

はじめての就職活動ではわからないことも多いと思います。
本記事ではTOEICが就職活動で問われる以下の重要ポイントに絞ってご紹介いたします。

・企業がTOEICを重視している理由

・就職活動以外でも役立つTOEIC取得のメリット

・企業が求めている英語力

ぜひ一読して疑問点をスッキリして就職活動に臨んでいただけたらと思います。

それでは就活を成功させるための一歩として記事内容を確認していきましょう！

１．就職活動でTOEICが重視されている理由

TOEICは約2,450もの企業や団体に採用されており、約6割が社員採用時に参考にしていると言われています。

つまり、採用する側の認知度の高いTOEICスコアは就職活動時のアピール材料になると言えます！

ただし、有利になるか、ならないか、は企業によって異なります。
国内サービスのみを企業で、今後も英語は必要としない企業にTOEICスコアをアピールしても取得までの努力は評価されても企業にとってメリットは少なくなります。あなたが目指している企業がTOEICを導入しているかなどは事前にリサーチしておきましょう。

TOEICを導入している企業や団体一覧表（一部）

（※引用元：TOEIC® Program 採用企業・団体）

採用条件としてのTOEICスコア

人事も喜ぶTOEICスコア！？

２．TOEICスコア取得メリット

就職活動でTOEICが有利な理由はわかったけど、TOEICを取得するメリットって他にどんなことがあるのかなって思っている方もいらっしゃると思います。企業への就職活動以外でも沢山メリットはあります。あなたの努力は色々な方向から報われます。では、様々なTOEICスコアの取得メリットをご紹介いたします。

2-1　就職活動編

さあ、これから就職活動がはじまるぞって時にアピール材料が何もないと困りますよね。
本記事の1章でご説明した通り、就活で有利になる以外に様々なところでTOEICは活用されています。一緒に確認していきましょう！

就職活動のエントリーシートに書いて、英語力をアピールできる

公務員試験対策にも役立つ

大学院への進学

スコア取得までの努力を評価

インターンシップ

2-2　入社後編

さて、グローバル化と言われる今現代において、社内の同僚が外国人ということもこれからの時代は珍しくありません。社内で話す言語は英語とする英語公用語化の企業も出てくる中、社会人にとってTOEICがどのくらい影響力があるものなのかを一緒に確認していきましょう！

やっぱり嬉しい年収UP！昇進昇格！！

※1引用元：2013年『上場企業における英語活用実態調査』報告書
※2引用元：TOEIC Program DATA ＆ ANALYSIS2018（IPテスト全体データより）

国内海外問わず、仕事の幅が広がる

転職活動時も役立つTOEICスコア

人事の嘆き！？求められる本質的な英語力

３．企業が求めるTOEICスコア

それでは企業は新卒にどのぐらいのスコアを求めているのか確認していきましょう！
以下の表は試験運営団体であるIIBCが上場企業へ調査した資料です。

※引用元：2013年『上場企業における英語活用実態調査』報告書

新入社員は565点と記載されていますが、履歴書に書けるスコアとしては500点からと言われています。これは中小企業などで求められるスコアです。一方、一度や二度は聞いたことある上場企業になると600点以上のスコアを求められます。以下の大手企業が求めるスコアも600点以上がスタートとなっており、高いところでは900点以上という企業もあります。

【大手企業で求められるTOEIC® L&R TESTスコア】　※TAC調べ

企業によって規定されているスコアの数値は異なりますが、全国平均の約600点を超えていることが企業の求める合格ラインと言われています。過去3年間の公開テストの平均スコアをみてみましょう！

公開テストの過去3年の平均スコア
2015年　平均スコア585点　※学生の平均562点　社会人の平均607点
2016年　平均スコア579点　※学生の平均556点　社会人の平均602点
2017年　平均スコア582点　※学生の平均559点　社会人の平均607点
2018年　平均スコア580点　※学生の平均559点　社会人の平均603点

この平均点まで到達しているか否かが重要です。
企業からすると平均点以下の人材よりも平均点以上の人材を採用したいという訳です。

４．知って得するTOEICのマメ知識

TOEICスコアを活用する際によくある質問をご紹介いたします！お友達やお近くに知らない人などいらっしゃいましたらぜひ教えてあげましょう！

4-1　履歴書に書けるTOEICスコアの有効期限は2年間？

履歴書に書けるTOEICスコアレポートの有効期限は2年間という噂を聞いたことありますか？
都市伝説のように伝えられている話ですが、原則、取得したスコアの有効期限はありません。
2年間というのはスコアレポートの再発行の期限のことを指していると思われます。
※但し、提出先によって〇年以内などの指定がある場合がございます。事前に確認しておきましょう。

4-2　公開テストとIPテストの違いって？？

主催の試験団体が運営しているテストを「公開テスト」と言い、スコアレポートは写真付きになります。
一方、団体申し込みをした会社や学校内で実施されるテストを「IPテスト」と言い、スコアレポートは写真無しになります。一部の企業や上記の公務員試験のように資格証明書は写真付きでないと認めないというところもあるので、事前に提出先に確認しておきましょう。
（※参考URL：TOEIC® Listening & Reading Testの受験制度）

６．まとめ

いかがでしたか。
就職活動においてTOEICって重要なんだなーってという感じでも良いですが
今一度お伝えしたかった点をまとめておきますね。

・英語力を必要としている企業へのTOEICスコアのアピールは有利です！
・履歴書に書くTOEICスコアは500点、アピールするなら600点以上
・TOEICスコアは大学院の進学や公務員試験でも加点対象になる
・TOEICスコアは社会人になって入社後も昇進昇格の条件など様々な恩恵を受けれる可能性がある
・TOEICスコアに有効期限はありません。ただし、提出先の条件に注意しよう
・公開テストは証明写真付きとIPテストは証明写真無し

就職して働く場所は、忘れられない思い出となります。
少しでもあなたの理想に近づくためにTOEICスコアがアピール材料になるのであれば、
そこに時間をかける価値は間違いなくあります。

本記事があなたの就職活動の一助となれば幸いです。