こんにちは!イングリッシュモチベ―タ―の宇野 魁人です。
そのうち来るかと思っていたけれど、英語でのミーティングに参加することになったあなた。今回は初めて会う人もいます。日本語でもそうだけど相手に自分をしっかり印象付けることができればその人との関係を早期に築くことができるので、英語でもそんな相手に自分を印象付ける自己紹介ができると良いですね。
そこで今回は、ビジネス場面で初めて自己紹介する方にすぐに使っていただける自己紹介の基本表現と頑張ってもう一言二言付け加えることで相手があなたのことを一発で覚えてくれる、そんな例文をご紹介したいと思います。
紹介する例文は、ご自身の内容に作り替え、出力してお手元に置いていただき、まずは見ながらでよいので使っていただくところからお始めいただけたらと思います。繰り返し使っていると、そのうち、紙を見なくても、すらすらと自己紹介できるようになります。そうすると、自己紹介しただけで相手との距離が一気に縮まる、そんな感覚を味わっていただける瞬間がやってくると思いますよ。
それではさっそく見ていきましょう。
目次
1. まずは一言!初めて会う人との挨拶
ビジネスにおいて、第一印象はとても重要です。お仕事の場面で初めて会う人に対して、スムーズな自己紹介ができると、その後の会話も弾みます。会話が弾めば、良い結果につながる、順調に進んでクライエントや海外支社のメンバーに少しでも印象付けられる、しかもミーティングも上手く運ぶそんな一言を覚えておきましょう。
1-1 挨拶は先手必勝!自分から切り出したい一言
ビジネスも自己紹介も先手必勝です。自分から先に話しかけることで相手を自分のペースに巻き込むことができるはずです。
・Hello.
(こんにちは)
・Hi.
(こんにちは)
* Hiはくだけた表現なので、ビジネスの場面で、相手が初対面の時や、目上の方である時などはHelloを使っておくほうが無難です。
1-2 ビジネスでの自己紹介はこの順序で!入れるべき4項目
1-1でご紹介した最初の一言を切り出した後、下記4項目を上から順に話しましょう。
① あなたの名前
② 会社名
③ 所属先
④ お会いできてうれしいですといった一言
①→② 名前と会社名の自己紹介例
・I am Kaito Uno from Tokiwa corporation.
(私は、トキワ社の宇野魁人です。)
・My name is Kaito Uno. I work for Mikawa corporation.
(宇野魁人と申します。みかわ社で働いております。)
③ 役職や所属先の自己紹介例
・I am the manager of the Marketing Department
(マーケティング部の部長をしております。)
・I am in charge of human resources manager.
(私は人事部の部長をしております。)
・I am responsible for overseas sales in South Asia.
(私は東南アジア地域で営業を担当しています。)
④ お会いできてうれしいです。といった一言
・Nice to meet you.
(こんにちは)
・I’m glad to meet you.
(あなたに会えて嬉しいです。)
・It’s a pleasure to meet you.
(あなたに会えて光栄です。)
・①②③④ の順で続けた自己紹介例
上記を組み合わせて最終的に①②③④の順とした自己紹介例は下記のようになります。
・I am Kaito Uno. I work for JTT company. I am responsible for the manager of sales department. Nice to meet you.
(私は宇野魁人です。JTT社で営業部の部長をしております。お会いできてうれしいです。)
これから一緒に仕事をすることになる相手に対して、最後に「あなたと一緒に働けることを楽しみにしています」という意味のI look forward to working with you.を使っても良いでしょう。
・I’m Kaito Uno. I work for BTT corporation and I’m responsible for overseas marketing in Europe. I look forward to working with you.
(こんにちは、宇野魁人と申します。よろしくお願い致します。私は、BTT社で働いていて、ヨーロッパ地域のマーケティングを担当しております。あなたと一緒に働けることを楽しみにしています。)
上記でご紹介したフレーズをご参考にしていただき、あなた自身の自己紹介パターンを1つ作って、それをいつでも言えるように何度も声に出す練習をしておきましょう。そして本番では、相手の目を見て、自分の名前を1回で聞き取ってもらえるようゆっくり話すことを心掛けてみてください。
2. 相手から先に自己紹介をされた時は、自分の自己紹介の最後に相手の名前を入れて返す
自己紹介は先手必勝と申し上げましたが、相手が先に自己紹介をしてきた時は、相手の目を見てしっかりと傾聴しましょう。相手の名前をしっかり覚えて、続く自分の自己紹介の最後に相手の名前を入れて返しましょう。
(相手)
Hello. I’m Patricia Wong. I work for TCA Corporation. I’m the manager of the Marketing Department. Nice to meet you.
(こんにちは。私はPatricia Wongです。TCA株式会社でマーケティン部の部長をしております。お会いできてうれしいです。)
(あなた)
Hello. I’m Kaito Uno. I work for JTT company. I am responsible for the manager of sales department. Nice to meet you too, Ms. Wong(相手の名前).
(こんにちは。私は宇野魁人です。JTT社で営業部の部長をしております。こちらこそお会いできてうれしいです Wongさん。)
相手の名前を覚えることは英語の世界では礼儀なので、ちゃんと聞いて、もしはっきり聞き取れなかったら、遠慮せずもう一度以下のように聞き直しましょう。
I couldn’t catch your name. Could you repeat that, please?
(お名前が聞き取れませんでした。もう一度言っていただけますか。)
3. 握手をする時に心掛けたい5つのポイント
英語でお互いに自己紹介をする時、英語圏のビジネス習慣にしたがって、握手をするのが一般的です。お互いにお辞儀をして名刺交換をするという日本のビジネススタイルと異なる点が多いので、ここで握手をする時に心掛けたい5つのポイントをご紹介します。
3-1 挨拶をした後に握手する
挨拶(Hello, Hi, Good morningなど)を言った後に握手をし、握手をしたまま自己紹介を続けます。挨拶する前にいきなり相手に手を差し出して握手しようとすると、ガツガツした印象を相手に与えてしまいますので避けましょう。
3-2 相手から差し出されるのを待ったほうがよい場面
以下2つの場面では、相手から手を差し出されるのを待ってから握手をするようにしましょう。
① 相手が目上の人の場合
② 相手が女性であなたが男性の場合
*相手が男性であなたが女性の場合は、女性のあなたから手を差し出すようにしましょう。
3-3 握手の強さはどうする?
男性同士なら 力強く、
女性同士なら、軽く、
異性同士でも、軽く握り合いましょう。
3-4 握手をしている間は、最初から最後まで相手の目をしっかり見る
私達は基本的にお辞儀で挨拶をする文化なので、目をそらしがちですが、握手している間も、相手から目をそらさないようにしましょう。
3-5 挨拶の後に手を放す
自己紹介をし終えたあと、最後にIt’s a pleasure to meet you(お会いできて嬉しいです。)というお互いの出会いに感謝の敬意を示したら、自然な流れで手を放しましょう。
握手する時は、お辞儀をしないようにしましょう。ついつい、癖でお辞儀をしてしまいそうになりますが、日本の文化を正確に知らない方には不自然に思われてしまいます。また、両手で相手の手を握ることも海外の方にとっては不自然です。中には卑屈と思う方もいるので注意しましょう。
4. 名刺交換は握手の後で
日本では、初対面の相手と名刺を交換しながら挨拶をしますが、英語圏の国の場合は、名刺交換をするタイミングは特に決まっていません。あなたが海外にいる時は相手のタイミングに合わせて、日本にいる時には、第3章までにご紹介した、「挨拶」「自己紹介」「握手」の後に、以下のフレーズを使って「名刺交換いたしましょう」と切り出すのがよいでしょう。
・Do you have a business card? (名刺をお持ちですか)
・Can I have your business card?(名刺をいただけますか)
もし、名刺交換を切り出すタイミングがないまま、ミーティングが進行してしまったら、打ち合わせの最後に上記フレーズを使って名刺交換することを申し出ましょう。
そして、あなたの名刺を相手に渡す時は以下のフレーズ言ってから渡します。
・Here is my business card. (こちらが私の名刺です)
なじみがないお名前の相手の場合、名刺を交換した後、相手の名刺を見ながら以下の質問をして読み方を再確認しましょう。
・How do you pronounce your name?
あなたのお名前はどう発音しますか?
日本のビジネス習慣では名刺交換をすることは当たり前ですが、英語圏の国では、相手が名刺を持ち合わせていないという場合もあります。最初の挨拶で、相手の名前が聞き取れなかった時に、「後で名刺がもらえるからいいや」と聞き流してしまわず、始めにお名前の発音やスペルを確認しておきましょう。スペルを確認する時は、How do you spell your name? (あなたのお名前はどのように綴りますか)と尋ねましょう。
5. 自己紹介が終わった後、お互いの距離をぐっと縮めるスモールトーク
スモールトークとは、雑談のことで、あいさつの後いきなり、本題に入る前にこのスモールトークを入れることで相手との距離をぐっと縮めることができます。
5-1 勤続年数や打ち合わせ場所までの行き方について尋ねる
相手がどのくらいの期間その会社で働いているのか、今日はここまでどうやって来たのか聞いてみましょう。
・How long have you been working here?
(こちらではどのくらいの期間働いていらっしゃいますか。)
・Is this your first time here?
(ここに来るのは初めてですか。)
・How did you get here?
(どのようにして今日はここにきましたか。)
5-2 天気のことについて話す
天気の話題は万国共通で無難な話題です。その日の気候について一言使ってみてください。
・It’s very hot today.
(今日はとても暑いですね。)
・It’s very cold today.
(今日はとても寒いですね。)
・It’s very humid today.
(今日はとてもじめじめしていますね)
・It’s windy today.
(今日は風が強いですね。)
5-3 プライベートな情報(出身地・趣味・家族の話)を付け加える
相手に自分のことをよく知ってもらうために、プライベートの情報も付け加えて話してみましょう。当たり前ですが、あなたがオープンになってプライベートな話題を切り出すと、相手もオープンになっていろいろ話をしてくれるようになります。代表的なものとして、①出身地、②趣味、③家族それぞれについての例文をご紹介します。
① 出身地について話す
・I am from Tokyo.
(東京出身です。)
・I was born in Roppongi.
(六本木生まれです。)
・I live in Tokyo now, but I’m from Kobe originally.
(今は東京に住んでいますが、もともと神戸出身です。)
・I live in Tokyo now, but I was born and raised in Shiga. Shiga is famous for the biggest lake in japan.
(私は東京に住んでいますが、滋賀県で生まれ育ちました。滋賀県は日本で最も大きな湖で有名です。)
② 趣味について話す
・My hobby is spending time with my friends to chat in café and enjoy my time with them.
(趣味はカフェで友達と話して、その時間を楽しむことです。)
・I like playing tennis when I have some free time.
(私は時間があるとき、テニスをすることが好きです。)
・In my spare time, I enjoy climbing the mountain and looking at great scenery from the peak.
(空いた時間、私は、登山をして、頂上でキレイな景色を見ることが好きです。)
③ 家族について話す
・I have two children, an eight-year-old boy and a seven-year-old girl. Every weekend, we play together and go shopping, which is the best pleasure for me.
(私には、8歳の息子と、7歳の娘がいます。毎週末私は彼らと一緒に遊んだり、ショッピングをしたりしますが、その時間が私にとってもっとも心地のよい時間です。)
・I love to spend time with my children on the weekends.
(私は、週末に子どもたちと時間を過ごすことが好きです。)
上記のようなお互い共通しそうな話題をいつでも切り出せるよう、上記を参考にあなた自身の答えを用意していつでも話せるようにしておきましょう。
6. まとめ
いかがでしたか。
今回は、まずは一言!初めて会う人との挨拶、ということで、挨拶は先手必勝!自分から切り出したい一言と、ビジネスでの自己紹介に入れるべき4項目をご紹介しました。
次に、相手から先に自己紹介をされた時は、自分の自己紹介の最後に相手の名前を入れて返すことをお伝えし、握手をする時に心掛けたい5つのポイントをご紹介しました。
さらに、名刺交換のタイミングとお互いの距離をぐっと縮めるスモールトークについてご案内しました。
今回ご紹介した例文をご参考にしていただき、是非あなたオリジナルの自己紹介文を作成してみてください。スムーズな自己紹介ができることで、初対面の相手との信頼関係が構築しやすくなり、その結果、あなたのお仕事が次々に成功する。そんな日が近いうちにやってくることを願っています。
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