TOEIC直前期をノンストレスで過ごすための全攻略法!

試験直前期

なんとかしてあと5点、いや10点、いや50点伸ばしたい!
テスト直前期や当日のベストな過ごし方があれば教えて欲しい!

そんな魔法のようなマル秘テクニックなんて…

あります。

ありますよ。

なぜならTOEIC® L&R TEST(以下TOEIC)は何回も受験している猛者がたくさんいますから!

ここでは、そんなTOEICの猛者とTACが生み出した
直前期から受験当日までの攻略法をご紹介いたします!

以下の3点をしっかりと押さえましょう!
・直前期からプラス100点アップを目指せる全Partの頻出論点
・直前期で差が出るリスニング対策
・受験当日のスケジュールと心構え

本記事を読み終え実践していただければ、テスト直前期と当日は聖人君子です。
やれることはやったと思えることが、最大の結果を生みます。

ぜひ、学習した成果をスコアに反映させてください!


1.直前期は頻出論点を洗い出せ!+100点アップの攻略法

さて、TOEICの傾向を知っていると知らないとではスコアの伸び幅に違いが出ます。ここでは直前期に時間をかけずとも確認できる頻出論点を各Partにまとめています。ほぼ毎回出題されている頻出論点です。しっかりと準備できた方も改めて再確認していきましょう。

1-1ここは定番!知らないと損するリスニング対策編

① Part 1 写真描写問題
Part 1 概要:4つのナレーションの中から写真を正しく描写しているものを選ぶ問題です。
問題用紙には白黒の写真が印刷されていますが、読みあげられる4つの選択肢は印刷されていません。

それでは以下のステップ1~3の手順で、Part 1 写真描写問題の解き方を確認していきましょう。

【問題の解き方】
ステップ1:写真を見る
ステップ2:4つの文を聞く
ステップ3:写真の様子にあてはまる選択肢を選ぶ

【ステップ1:写真を見る】
Part 1で写真を見るときはここに注目しましょう。

写っているもの 注目すべきポイント 頻出単語・表現
・誰なのか a man, a woman, a mechanic「整備士」など
・どこにいるのか in the room「部屋の中に」など
・何をしているのか be reading a book「本を読んでいる」など
・目立つところに何があるのか tree「木」、house「家」、bookshelf「本棚」など
・どこにあるのか behind the tree「木の後ろに」など
・どういう状態なのか be stacked「積み重ねられている」、 be cleared「片付けられている」


 

【ステップ2:4つの文を聞く】
主語に注意: 読みあげられる選択肢がそれぞれ、人か物か、単数(It, He, She)か複数(They)かなど、写真の内容と合致しているかチェックしながら聞きましょう。

動詞に注意: 動作や状態を表す動詞の形に注意しながら聞きましょう。良く出る表現は下記の通りです。

現在進行形
「~しているところだ」
The man is removing the plates from the table.
「男性はテーブルからお皿をさげているところです」
現在進行形+受動態
「~されているところだ」
The plates are being removed from the table.
「お皿がテーブルからさげられているところです」
※人物とお皿が写っており、お皿が下げられている状態
There is / are
「~があります」
There are no plates on the table.
「テーブルの上にはお皿がありません」
現在完了+受動態
「~されてしまった」
The plates have been removed from the table.
「お皿がテーブルから取り除かれてしまいました(取り除かれて今はない)

4つの選択肢を〇×問題だと思って1文ずつ正誤を判別しながら聞きましょう。

【ステップ3:写真の様子にあてはまる選択肢を選ぶ】
4つの文をすべて聞き終えたら、写真の様子に最も当てはまるものを1つ選びましょう。

※ひっかけ問題に気をつけよう
Part 1:写真に写っている単語や連想させる単語が読まれた選択肢を安易に選ばない!

(C)の文でbrushing(ブラッシング)と聞こえたとき、男性が持っているbrush(ブラシ)「絵筆」から連想して選ばないようにしましょう。

② Part 2 応答問題
Part 2 概要:1番目の発話者(First Speaker)の発言に対して、2番目の発話者(Second Speaker)の最適な応答を3つの選択肢から選ぶ問題です。First Speakerの発言は疑問文の形をとることが大半ですが、一部平叙文の形式をとることもあります。

それでは以下のステップ1~3の手順で、Part 2 応答問題の解き方を確認していきましょう。

【問題の解き方】
ステップ1:1番目の発話者の文を聞く
ステップ2:3つの文を聞く
ステップ3:1番目の発話の応答として最も適切な選択肢を選ぶ

【ステップ1:1番目の発話者の文を聞く】
発言のタイプとしては以下のようなものが頻出です。

5W1Hの疑問詞で始まる疑問文 Where is the station? 駅はどこですか?
Yes/No疑問文 Do you work here? ここで働いていますか?
付加疑問文で相手に何かを確認しているもの You went there, didnʼt you? そこに行ったのですよね。
否定疑問文 Didnʼt you go there?  そこに行かなかったのですか?
助動詞で始まる依頼・提案・許可を表すもの May I see your passport?  パスポートを見せていただけますか?
平叙文で相手に何かを述べているもの I want to see Mr. Tanabe.  Tanabeさんに会いたいのですが。

【ステップ2:3つの文を聞く】
1番目の発話者の発言に対して、2番目の発話者の応答として(A)~(C)の3つの音声が流れます。問題用紙にはFirst Speakerの発言、Second Speakerの発言いずれも印刷されていないので集中して聞き取りましょう。

【ステップ3:1番目の発話の応答として最も適切な選択肢を選ぶ】
3つの文のうち、1つは発話に対する答えとして会話が成り立ちますが、他の2つは見当はずれの受け答えになっています。

最も出題が多い5W1Hの疑問詞で始まる疑問文では
① 聞かれているものを確認
② その情報を含む文を選択  という流れが基本です。

「Where(どこ)」「Who(だれ)」から始まる疑問文に対する答えとして、YesやNoで始まる文は答えになりません。

【要注意ポイント!】
難問になるのは、応答が「I have no idea.(わかりません)」とごまかされたり、「Why don’t you ask Kate?(Kateに聞いてみたら?)」と別の提案がされたりするなど、聞かれた情報を含まない文が正解になる場合です。柔軟に考え、聞き取った情報から最も適切な文を選びましょう。

※ひっかけ問題に気をつけよう
Part 2: First Speaker(始めに話す人)の発言中と同じか似た発音の語が含まれる選択肢は選ばない!

ひっかけ問題の例

読まれる文

Do we need more paper? 

(A) On page 10, under the chart.
(B) I ordered another box.
(C) It has too much pepper.

私たちにはもっと紙が必要ですか。

(A) 10 ページの図表の下です。
(B) もうひと箱注文しました。(正解)
(C) コショウが多すぎます。

(C) 質問中のpaperと似た発音のpepper「こしょう」という単語が読まれ、ひっかけようとしている問題です。

③ Part 3 会話問題
Part 3 概要:2~3人の会話が流れた後、それぞれの会話に関する3つの質問文が放送されます。
問題用紙には質問文と選択肢が印刷されているため、目を通してから会話を聞くことが可能です。
各質問文に対して(A)(B)(C)(D)の4つの選択肢から正解の記号を選びマークします。

それでは以下のステップ1~3の手順で、Part 3 会話問題の解き方を確認していきましょう。

【問題の解き方】
ステップ1:質問文3つを先読みする
ステップ2:会話を聞きながら解答する
ステップ3:会話が終わり、質問文が放送されている間に次の3つの質問文を先読みする

【ステップ1:質問文3つを先読みする】
指示文のアナウンスの間などに最初の質問文3つを先読みし、流れてくる会話文の内容を予想します。質問文には会話全体の内容を問う「会話全体に関わる質問」と、一部の具体的な内容を問う「詳細な内容に関する質問」があります。以下のような質問文がよく出題されます。

(1)会話全体に関わる質問の例
Where does the conversation take place?「 会話はどこで行われていますか」
What are the speakers discussing?「 話し手は何について話していますか」
Who most likely is the man?「男性は誰だと思いますか」

(2)詳細な内容に関する質問例
Why is the man pleased?「 なぜ男性は喜んでいますか」
What does the woman give the man?「 女性は男性に何をあげますか」
What will the man probably do next?「 男性は次に何をするでしょうか」

(3) 発言の意図に関する質問
What does the woman mean when she says, “I can’t believe it”?
(その女性が「信じられない」と言うとき、彼女は何を意図しているでしょうか?)

(4)図表に関する質問
Look at the graphic. What size desk will the woman take?
(図表を見てください。女性はどのデスクサイズを選びますか?)

【ステップ2:会話を聞きながら解答する】
(1)「会話全体に関わる質問」に対するヒントは会話の中で何度か出てきますので、一部聞き逃した箇所があっても解答することができる可能性が高いです。まずはこの会話全体に関する質問に確実に答えられるように練習しましょう。

(2)「 詳細な内容に関する質問」に答えるためのキーワードは2番目、3番目以降の発言の中でのべられる傾向にあります。質問文を先読みした段階で、男性と女性いずれから解答が得られるのかあらかじめ予想しておきましょう。
会話を聞きながら正解と思った選択肢のマーク欄に軽く記しておき、3つの質問文の解答ができた段階で
まとめてマークします。

【ステップ3:会話が終わり、質問文が放送されている間に次の3つの質問文を先読みする】
解答を終えたら、質問文が読みあげられている途中であっても、次の3つの質問文を先読みします。

※ひっかけ問題に気をつけよう
Part 3とPart 4 選択肢が短い問題は、最初に聞こえてきたものを安易に選ばない。
Part 3、Part 4 共通のひっかけ問題の例(読まれる文は一部を掲載しています)

読まれる文

There’s a bathroom attached to the master bedroom on the second floor, and a guest bathroom in the basement. That one doesn’t have a bathtub.
 …
2階の主寝室に付いている浴室が1つ、それから地下にお客様用の浴室が1つございます。地下のものには浴槽は付いておりません。
How many bathrooms does the house have?

(A) One
(B) Two
(C) Three
(D) Four

家には浴室がいくつありますか。

(A) 1つ
(B) 2つ(正解)
(C) 3つ
(D) 4つ

There’s a bathroom 浴室が1つ と読まれた瞬間に1つだと思って(A)を選ばないようにしましょう。

④ Part 4 説明文問題
Part 4 概要:アナウンス、メッセージ、スピーチなど短い放送文が流れた後、それぞれの内容に関する3つの質問文が流れます。問題用紙には質問文と選択肢が印刷されているため、目を通してから放送文を聞くことが可能です。各質問文に対して(A)(B)(C)(D)の4つの選択肢から正解の記号を選びマークします。

それでは以下のステップ1~3の手順で、Part 4 説明文問題の解き方を確認していきましょう。

【問題の解き方】
ステップ1:質問文3つを先読みする
ステップ2:放送文の冒頭でトークの種類を聞き取る
ステップ3:放送文を聞きながら解答する

【ステップ1:質問文3つを先読みする】
(1) トーク全体に関わる質問
トーク全体に関わる質問は放送文の目的や話している人の職業、状況を問うもので、放送文の最初から拾えるものがほとんどです。最初に解答を拾うことができなくても放送文の途中で何度かヒントが出てくるので比較的簡単に解くことができます。
What is the purpose of the speech?「 そのスピーチの目的は何ですか」
Where is the event being held?「 そのイベントはどこで行われているところですか」
What is the topic of today’s seminar?「 今日のセミナーのテーマは何ですか」

(2) 詳細に関する質問
放送文の内容について問うもので、放送文には一度しか出てこない場合がほとんどです。解答となる内容は放送文の中盤から後半に出てくる傾向があります。
What are listeners expected to do?「 聞き手は何をすることを期待されていますか」
At what time does the store close today?「 その店は今日何時に閉店しますか」
What does the speaker recommend?「 話し手は何を勧めていますか」
上記の他、Part 3 と同様Part 4にも、図表問題、意図を問う質問が出題されます。

【ステップ2:放送文の冒頭でトークの種類を聞き取る】
放送文の最初に “Questions 71-73 refer to the following …”というナレーションが流れます。この…の部分を聞き取っておくと続く内容が理解しやすくなります。

よく出るトークの種類 よく出題される場面 よく出題される内容
announcement スピーチ、案内ツアー、アナウンス 話の目的、数字、日時など
telephone message 電話メッセージ、自動音声案内 変更、確認など
advertisement 店内セール、旅行ツアー、コマーシャル 割引、セールなど

“talk”の場合はどの種類のトークにも当てはまるので特にヒントにはなりません。内容をしっかりと聞き取りましょう。

【ステップ3:放送文を聞きながら解答する】
聞きながら正解と思った選択肢のマーク欄に軽く記しておき、3つの質問文の解答ができた段階でまとめてマークします。
解答を終えたら、質問文が読みあげられている途中であっても、次の3つの質問文を先読みします。

※ひっかけ問題に気をつけよう⇒Part 3 参照

まだ時間に余裕がある方はこちらのリスニング対策の記事をチェック!
TOEICリスニング問題が聞き取れない!を克服するPart別対策

1-2ここは定番!知らないと損するリーディング対策編

① Part 5 短文穴埋め問題
Part 5 概要:短い文にそれぞれ1か所ずつ空欄があり、その空欄を埋めるのにふさわしいものを(A)
(B)(C)(D)の4つの選択肢から選び解答します。語彙、文法などの正しい使用法が問われます。

それでは以下のステップ1~3の手順で、Part 5 短文穴埋め問題の解き方を確認していきましょう。

【問題の解き方】
ステップ1:最初に選択肢を見て設問タイプを判断する
ステップ2:文法問題なら空欄の前後を確認して文法的に正しい選択肢を選ぶ。語彙問題なら文脈から解答を判断する。
ステップ3:1問平均30秒で解答する

【ステップ1:最初に選択肢を見て設問タイプを判断する】
4つの選択肢の単語が似ていて品詞(名詞、形容詞、動詞、副詞)が異なる場合は「文法問題」です。
4つの選択肢の品詞が同じ(例:名詞、名詞、名詞、名詞)で意味の違う単語が並ぶのは「語彙問題」です。

【ステップ2:文法問題なら空欄の前後を確認して文法的に正しい選択肢を選ぶ。語彙問題なら文脈から解答を判断する。】
文法問題の例
Dr. Martin ——- handled the problem.
(A) efficient
(B) efficiently
(C) efficiency
(D) efficiencies

選択肢を見ると語尾が違う派生語が並ぶ品詞問題だとわかります。空欄の前後を見るとDr. Martinがhandled「対処した」とあり主語と動詞が揃っているので、空欄には後ろの動詞を修飾する副詞が入るとわかります。正解は(B) efficientlyです。

語彙問題の例
The woman was standing near the slide ——- her child.
(A) setting
(B) watching
(C) folding
(D) reading

選択肢がすべて同じ品詞(分詞)なので語彙問題です。語彙問題は文脈から正解を導き出します。空欄の目的語がher childなので、成立する(B) watching「~を見ながら」が正解です。

【ステップ3:1問平均30秒で解答する】
リーディングセクションでは時間管理も大切です。Part 7 の読解問題に十分な時間を残すためにもPart 5 は時間をかけすぎず1問平均30秒で解答していきましょう。

文法の問題は、ルールを覚えていればすばやく正解できます。本テキスト文法編で習った知識を総動員して1問でも多く正解できるようにしておきましょう。

Part 5 概要:短い文にそれぞれ1か所ずつ空欄があり、その空欄を埋めるのにふさわしいものを(A)(B)(C)(D)の4つの選択肢から選び解答します。語彙、文法などの正しい使用法が問われます。

② Part 6 長文穴埋め問題
Part 6 概要:4つの手紙文、広告、記事などに空欄があり、当てはめるのに最も適切な語句を(A)(B)(C)
(D)の4つの選択肢から選びマークシートに記入します。Part 5 同様、語彙、文法を問う問題のほか、
Part 5 にはない文脈から解く問題が加わります。

それでは以下のステップ1~3の手順で、Part 6 長文穴埋め問題の解き方を確認していきましょう。

【問題の解き方】
ステップ1:最初に選択肢を見て設問タイプを判断する
ステップ2:空欄の前後だけ見れば良いか、文全体から情報を探すかを判断する
ステップ3:文頭からの文の流れを把握しながら解く

【ステップ1:最初に選択肢を見て設問タイプを判断する】
解答手順として最初に選択肢を見るのは、Part 5 と同じです。語彙、文法など問われていることが選択肢からわかります。

【ステップ2:空欄の前後だけ見れば良いか、文全体から情報を探すかを判断する】
Part 6 で頻出の設問タイプを紹介します。文法項目の中では「動詞の語形変化」、「時制」、「代名詞」が比較的多く出題されています。

  設問タイプ 解答のポイント
1 動詞の語形変化 Part 5 同様に空欄の前後を確認して解答します。特に分詞、態、主語と動詞の関係を理解することが大切です。
2 時制 時制のカギになる語句を探し出し、正解となる選択肢を導きます。Part 5 とは異なり空欄前後に加え、少し範囲を広げて文章を読む必要があります。
3 代名詞 文の中から空欄に入る代名詞が指し示すものを探します。代名詞が文中で、主格、目的格、所有格のうち、どの役割を果たすのかを合わせて判断します。
4 語彙 Part 5 同様に空欄の前後を確認して解答します。語彙の知識を身につけていることがポイントです。
5 前置詞 Part 5 同様に空欄の前後を確認して解答します。語彙・コロケーションの知識を身につけていることがポイントです。
6 接続副詞 空欄前後の文章を繋ぐ際に、ふさわしいものを選びます。空欄を含む文章に加
え、少し範囲を広げて文章を読む必要があります。
7 文選択 選択肢で与えられた文の中から、空欄にふさわしいものを解答します。空欄前後に加え、少し範囲を広げて文章を読む必要があります。新形式問題です。

【ステップ3:文頭からの文の流れを把握しながら解く】
Part 6 ではPart 5 に比べ、空欄の付近だけを見て解答しようとすると、正解が1つに絞れない場合があります。その場合は、文章を冒頭から読む必要があります。

最近の傾向として、文脈問題や時制の問題でも流れをつかんでいないと間違えてしまうような作問者の意図を感じられます。Part 5 とは違い、文頭から文の流れをしっかり把握しながら問題を解くようにしましょう。

③ Part 7 長文読解問題
Part 7 概要:カード、手紙、申込用紙、通知、広告、社内メモなど英文の読み物があり、そこから判断できる質問が2~5問ずつ出されます。前半は1つの読み物から、後半は2つ~3つの読み物から出題され、それぞれシングル・パッセージ(SP)、マルチプル・パッセージ(MP)と呼ばれています。それぞれの質問文に対して(A)(B)(C)(D)の4つの選択肢から正解記号を選び、マークシートに記入します。

それでは以下のステップ1~3の手順で、Part 7 長文読解問題の解き方を確認していきましょう。

【問題の解き方】
ステップ1:Part 7 に必要なスキルを知ろう
ステップ2:解答の手順を知ろう
ステップ3:質問文ごとの難易度を知ろう 解答しやすい問題を確実に解答しよう

【ステップ1:Part 7 に必要なスキルを知ろう】
Part 7 に必要な3大要素は「探す」「拾う」「言い換え表現を理解する」能力です。そして問題を解くために語彙が足りなすぎると、探している情報を素早く拾うことも、言い換え表現に気づくこともできません。一定以上の語彙は身につけておく必要があります。

【ステップ2:解答の手順を知ろう】
一般的な解答の手順は次の通りです。

1. パッセージの上のrefer to the followingのあとの語句を見て、パッセージの種類を把握する。
2. 記事のタイトルや、太字でセンタリングになっている部分があれば、目を通す。
3. 質問文の数とそれぞれの問題の探しやすさを確認する。
4. 残り時間と相談し、取り組む問題と取り組まない問題とを決める。
5. それぞれの質問に解答するために見るべき位置を特定し、解答できる問題から順次マークシートに記入する。

【ステップ3:質問文ごとの難易度を知ろう 解答しやすい問題を確実に解答しよう】

  質問文のタイプ 解答のポイント
1 同義語を選ぶ問題 同義語を選ぶ問題は、本文中の単語の同義語を選択肢の中から選ぶ問題です。質問文の中にあらかじめ見るべき段落と行が示されているため、「探しやすさ」という点では難易度の低い問題となります。
2 大意を問う問題 文章全体の内容は、通常タイトルや本文の最初の方に書かれていますので、ここを読むことで素早く解答できます。
3 具体的な情報を
求める問題
キーワードが固有名詞や単語の最初が大文字になっているものは本文中から探しやすく、キーワードの周辺の文章を読むことで素早く解答できます。逆にキーワードが全て小文字になっていたり、言い換えになっているものは探しづらく、解答に時間がかかります。

上記以外のNOTが含まれる問題、内容一致を求める問題、文を挿入する問題は、解答に時間を要します。

直前期に押さえておきたい頻出論点は以上です。

ここでご紹介した頻出論点を全く知らなかったと思っているのであれば、かなりの伸び幅が期待できます!
頻出論点を押さえておくことがTOEICで高スコアを獲得する秘訣です!

ぜひ、テスト前にももう1回読み直して万全な体制でテストに臨んでください。

まだ時間に余裕がある方はこちらのリーディング対策の記事をチェック!
全部は読まない!TOEICリーディングの時間配分と超省エネ攻略法


2.テスト直前期1ヵ月前からやっておきたいリスニング!

まず、直前期でやっていただきたいことはリスニングです。
ブランクがあると英語耳をつくるのに2週間以上は必要と言われています。
リーディングの学習ばかりやってリスニングを疎かにしておくとテスト当日の簡単なリスニングが聴きとれなくなったりしてしまいます。

移動時間などは音声だけで問題を解けるPart2を繰り返し聴き、他のPartは解答スクリプトを持ち歩き認識できた音声と解答スクリプトを照らし合わせながらリスニング音声を頭に刷り込ませましょう!

イヤホンがベースとなると思いますが、本番テストはスピーカーから音声が流れます。イヤホンは音声がよりクリアに聴こえるので、本番テストを意識して部屋の中などでスピーカーを通してリスニング音声を聴くこともオススメします!

オススメのリスニング教材は公式問題集です!
公式問題集のリスニング音声はアプリからスマホでダウンロード可能です!


3.ココが肝だよ模擬テスト!2時間200問を体感すべし!!

テスト直前期1ヵ月前までに1回はやっておきたい模擬テスト!
公式問題集を使って2時間200問を通しで必ずやりましょう。
模擬テストを体感しておくことで、本テストは焦らず臨めるようになります!
もし2時間をまとめてやるのが大変な方は、リーディング75分間だけでも実施しましょう。

目標スコアによって取り組み方は異なりますが、直前期の模擬テストは2回やっておきたいですね!

・テスト直前期1ヵ月前に1回200問
・テスト直前期1週間前に1回200問

1週間前の同時間でやるのが理想です!遅くとも前々日までにやっておきたいです。
※本テストに疲れを残さないようにしましょう。

模擬テストにオススメする問題集はこの一択です!

英語力:中学英語程度の英語力がある方向け/学習期間:1日~/価格:3,024円(税込)

◎オススメ理由
・試験運営団体が出版する公式問題集(本番テストと同じクオリティ)
・本テストと同じナレーションで、練習テストを2回分(計400問)収載
・本テストで出てくる単語も覚えられる

TOEICはテスト問題の持ち帰りが不可ですので、本テストと全く同じ形式で作成されている公式問題集は外せないアイテムと言えます。どんな試験も対策と言えば、過去問題集を最後の仕上げでやります。残念ながらTOEICは問題集を持ち帰ることができないテストですので最も過去問題に近い公式問題集を最後の仕上げとしてやり込みましょう!


4.テスト当日の心構え

テスト当日は十分余裕を持って行動することが大事です!
以下の点を参考に万全な体制で試験に臨みましょう

・起床時間(起きてから3時間たたないと頭が働かないと言われています)や、会場への移動時間にゆとりのあるスケジュールを立てましょう。
・昼食は眠くならない程度におにぎりなどの軽食で済ませておきましょう。
・公式問題集の音声CDで耳慣らしをしましょう。
・試験開始後は、時間配分に注意して落ち着いて解きましょう
・会場で周囲のノイズに左右されない心構えを持ちましょう(他の受験生のアラーム、鼻をかむ音、
貧乏ゆすりが気になる等、報告されています)。
・マークミスに注意!問題番号を確認しながら、慎重かつ素早くマークしましょう。

【公開テストの試験当日について】
① 試験当日のスケジュール
11:45 ~ 12:30 受付
12:35 ~ 13:00 試験の説明・音テスト
13:00 ~ 15:00 試験開始~試験終了
15:00 ~ 15:15 問題用紙・解答用紙の回収
15:15 (予定) 退出
※12時30分までに受付を済ませないと受験できません。
※12時30分以降、休憩はありません。また退出も認められません。
※受付を済ませたあと、着席し、机の上の受験のしおりを見て解答用紙に必要事項を記入します。
(試験当日に関する最新情報は、受験票で通知されます)

② 持ち物
➊ 受験票
➋ 証明写真1枚(規定を満たした証明写真を用意する。写真はカラーでも白黒でも可)
➌ 公的に自己を証明する写真付きの本人確認書類(有効期限内のもの)
  運転免許証・学生証・社員証・パスポート・住民基本台帳カード
➍ 筆記用具
  HBの鉛筆(またはシャープペンシル)、プラスチック消しゴム
➎ 腕時計
  腕時計以外のもの(携帯電話・置時計・ストップウォッチなど)を時計として使用することはできません。

③ 試験会場での注意事項

➊ 試験教室内では入室から退出まで、飲食(ガム・あめなどを含む)は禁止です。
➋ 12時35分以降、教室を退出するまで、携帯電話やその他電子機器はアラームなどの設定を解除し、必ず電源を切ってください。12時35分以前でも試験教室内での携帯電話の通話は禁止です。
➌ 試験中、携帯電話・その他電子機器・腕時計のアラーム音などが発生しても、リスニングの再実施はありません。リーディイング中の場合も、時間の延長などの対応はされません。またアラーム音などを発生させた受験者はその場で退場させられます。
➍ 会場によって、冷暖房や温度調整が十分でない可能性があります。着脱が簡単なカーディガンなどを用意しておくとよいでしょう。


5.まとめ

いかがでしたか?まだ確認できていない頻出論点はなかったですか?

今回お伝えしたかったポイントは以下の内容でした。

1.各Partの頻出論点を押さえる
2.1ヵ月前から公式問題集のリスニング音声を聴いて耳を慣れさせる
3.1ヵ月前と1週間前に公式問題集を使って模擬テストをやっておく
4.当日は時間と周囲の環境に左右されないよう余裕をもって行動する

聞き取れないリスニング問題や、意味を把握できないリーディング問題に時間をかけず、
自分の実力内で正答できる問題を素早く見つけていく意識がスコアアップの秘訣です。
そして、これだけやったから上手くいくと自分に言い聞かせてやるのも大事です!
はじまる前から気持ちで負けないことが何よりも大事だったりします。

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